努力するキリギリス

夕刊フジ「ジェネレーションギャップ研究所」連載中。コラムニスト/プロデューサー吉見鉄也のブログです。

「白キ肌ノケモノ」:中目黒キンケロシアター

観劇日:2014年2月23日

 

かれこれ15年来の友人!?

田畑潤弥が出ているということで劇場に

 

時代劇チャンバラアクション活劇です

人間として生まれたのに見た目の異様さにより捨てられ

モノノケによって育てられた主人公・白狐丸

過酷な過去の経験により

分離した「もう一人の自分」との葛藤に悩まされつつ

必死に生きている

そんな中、偶然に「姫」と出会い

何かが変わっていくのだった……

 

そのまま大円団で終わるのかと思いきや

少し捻りのある結末に

妙に感心したりして

この手の舞台は

誤解を恐れずに言えば「新感線」を目指しているのだと思う

本作品も「音」に関しては肉薄していた

ただ、マネじゃ面白くない

その違う何かを求めて各劇団、作家、役者がもがき苦しむさまが

芝居の醍醐味なのではないだろうか

 

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※終演後、自由が丘の韓国料理屋で。右が潤クンです