「グローブ・ジャングル」:座・高円寺
鴻上尚史が主催する「虚構の劇団」の第10回公演
旗揚げ公演(2008)の再演です
僕にとって
鴻上さんは僕が高校時代に影響を受けた人の一人です
初めて鴻上さんを知ったのは
ニッポン放送オールナイトニッポン金曜日第二部でした
オンエアーは27時~29時、毎週聞いてました
正直、内容の詳細は覚えていないのですが(笑)
番組の企画で
放送終了後、30時、つまり土曜日の朝6時から日比谷公園で「ジェンカ」を踊る
という企画がありまして、それに2回参加した記憶があります
放送を聞き終わって
始発で急いで日比谷公園に行って
もちろん一人で
そして未知のリスナーの皆さんとジェンカを踊って
そのあと学校に行く(もしかしたら春・夏・冬休み中だったかも……)
ネットの無いアナログの時代のラジオを介したオフ会
なんて素晴らしいのでしょう!!!
そこまで高校生の僕を突き動かしたのが鴻上さんだったのです
彼のセンスに憧れています
さりげないネガティブ
わざと信じてみる懐の深さ
素直なシニカル
絶妙な押し・引き感は僕の行動の基本傾向に組み込まれていると思います
そんな鴻上尚史の舞台
本作品はイギリスが舞台
今回は「バカッター」事件を導入部にあてて
些細なコミュニケーションの誤解が巻き起こす
笑える事件と、決して笑えない事件を描き出します
そこには、それぞれの理由で「死にたい」人たちが集まってきます
類は友を呼ぶ
死は死を呼ぶ
一人の死にきれない人(=幽霊)を軸に物語は進みます
ラストは優しいです
喧嘩するときは
面と向かってした方が良いです
それが壊滅的な結果をひきおこそうとも
やはり
タイマン勝負しなくちゃいけないな、と思いました