「うまれてないからまだしねない」:池袋・東京芸術劇場シアターイースト
範宙遊泳という劇団名と
その作・演出家である山本卓卓という名前は
覚えておいた方が良いと思います
で
久しぶりに追ってみたくなった劇団
出演するから観に来て~とのリクエストをもらい
横浜だから面倒だな~とか思いながら
虫の知らせ~とでもいうのでしょうか
行ってみました
そして
プロジェクターを使用したローテクな演出に完全にやられました
今どきの外面の背後に潜む根源的な人の苦悩に打たれました
本作品、とっても笑えるのですが
エンディングに向けて
笑うどころではなくなっていく緊張感
劇場が、200人近くいる劇場が完黙に至る高揚感
演劇ならではの軽さと重さがめまぐるしく交差する興奮
芝居全体の意味を追っていくのではなく
その場面、その場面で湧き出る感情を繋いでいく作業をしてほしい作品かと
次回作、超期待