努力するキリギリス

夕刊フジ「ジェネレーションギャップ研究所」連載中。コラムニスト/プロデューサー吉見鉄也のブログです。

見ないで、聞かないで、体験しないで批判するのは止めておこう

時空警察ヴェッカーKAI ノエルサンドレ」:下北沢 小劇場B1

観劇日:2014年4月21日

 

アイドル系の女の子たちが

とりあえず舞台をやって

ヲタクなファンだけが

演劇という切り口とは関係なく盛り上がっているだけと思ってました

すみませんでした

しっかり舞台、やってます

アイドルという「要素」を最大限活かした芝居です

終演後、企画のアリスインプロジェクト鈴木正博さんとお話ししたのですが

出演する女の子たち、マネージメントへの姿勢

上演作品の方向性

男子キャストを一切使わない理由

演出家の起用方法

ビジネスとしての展開方法

実に納得できました

もちろん、経験が浅いキャストが多いので稚拙な部分はありますし

観客に媚を売りすぎかな……と思うところもありましたが

根はしっかりしてます

これ、劇場に足を運ばなければ気が付きません

アイドル系のメディアでの紹介を見る限り

このクオリティだとは思いませんでした

高いんです、想像以上に

全ての事象に直接触れるには

時間もお金も経験も足りません

だから改めて安易な批判はやめようと思います

相手に失礼だし

自分の信用を失う可能性も大きいし

 

そんな事を感じることが出来た観劇でした

何やかんやで

真面目が一番近くて正しい道なんですよね

本作品に誘っていただいた池谷精次さんに再度感謝