努力するキリギリス

夕刊フジ「ジェネレーションギャップ研究所」連載中。コラムニスト/プロデューサー吉見鉄也のブログです。

儀式

テレビで吸血鬼封じの「儀式」の話をしていた

それをしないと

蘇って、血を吸いまくるらしい

 

年末年始は

儀式が多い時期だ

年越しソバとか初詣とか

大掃除とかお年玉とか

一応、意味というか屁理屈と言うか

なぜ、そうするのかという説明は何となく出来るが

実質的な効能は何もない

それだからこそ儀式

考えて出来る事ではないので

ひたすら真似るしかない

前の人がやったことをトレースしていく

それが積み重なって

儀式としての価値がキープされていく

 

そんな儀式、僕は好きです

この儀式を作りあげた人や

立派な儀式に成長してきた過程のことも思うとワクワクする

最初の人は打算的に始めたのかもしれない

本当に偶然だったかもしれない

マーケティングの一環だった可能性も高い

そう、儀式は

今から作り上げることが出来るのだ

意味が無いからこそ

新しい儀式が生まれる可能性は無限大

合理的な理由がないところがポイントだ

 

来年は「儀式を作る」というキーワードで

仕事に取り組んでみよう