努力するキリギリス

夕刊フジ「ジェネレーションギャップ研究所」連載中。コラムニスト/プロデューサー吉見鉄也のブログです。

思い出の場所、お店

映像作品の企画で

小学生の頃の思い出の場所、お店という

よくあるパターンの打ち合わせをした

 

企画的には先方に伺った際に

こちらを覚えていてくれた方がオイシイ

出会いがしらに「あ~あ~、大きくなって~」の一声が欲しい

だから東京ディズニーランドようなパブリックな場所では不完全燃焼である

そんな「あの頃」エピソードが拾えるようなナイスな場所が

果たして、自分にはあるのだろうか

 

そもそも

30~40年近く継続して営業しているということ自体が

非常にハードルが高い

更に、そこに同じ経営者が、ということになると

それはもう奇跡だ

 

良く考えてみれば

現時点で継続して通っているお店も

十年超えているお店で

且つ双方に面が割れているところなんて数えるほどしかない……

てか1件しかないかも

五年にハードルを下げても

5件は無いな

思い出を残すためには

マメな努力が必要なんだなと痛感

新しいお店を開拓するのも良いが

もう年だし

老後の楽しみのために方向転換しよ