努力するキリギリス

夕刊フジ「ジェネレーションギャップ研究所」連載中。コラムニスト/プロデューサー吉見鉄也のブログです。

映画館の思い出

20世紀の映画館は

はぼ全部が自由席

ダッシュでの席取バトルは緊張しました

 

1階後方中央部だけに

大きい映画館だとそれに加えて2階前方中央部もだけど

シートの色が別の区画があって

そこが指定席だった

値段が自由席の2倍近かった記憶がある

 

最初に指定席に座ったのは

今はなきテアトル東京

父親と見に行った「未知との遭遇」か「スターウォーズ

どちらかだったと思う

10歳にも満たないクソガキが

指定席だなんて…

周囲はきっと、冷ややかな目で見ていたことだろう

 

当時は立ち見もあったし通路に座り込んでみることもできた

 

立ち見は一階の一番後ろ

手すりに寄りかかりながらがベストポジション

なんか「映画通」な感じがして良かったなぁ

 

通路座りの思い出は

たしか「チリンの鈴」というアニメで

号泣していた記憶がかすかに…

今、調べてみたら1978年作品でした

実は「未知との遭遇」も「スターウォーズ」も日本公開は同年

僕は10歳の時に

どれだけの衝撃を受けていたのだろうか