努力するキリギリス

夕刊フジ「ジェネレーションギャップ研究所」連載中。コラムニスト/プロデューサー吉見鉄也のブログです。

年末に消えるもの

年末、昔話が多くなりますよね

ジジイ軍団の飲み会は

毎年の無限ループに入ります

 

その中で盛り上がった話題

カセットテープ

知ってますか?

46分、60分、90分テープ

片面だと

23分、30分、45分

プラスティックで出来た不思議な物体です

 

それをレコードからダビング

アナログですよ、ビニール板です

その際に

各曲の時間、分、秒を足して

いかにテープを無駄にしないかを

何度も何度も計算しながら

慎重にダビング

針を落とす時間とかをいかに少なくするか

計算が無駄になりますからね

 

グレードもあったんです

ノーマル、クローム、メタル

音質に差があるのです

そもそもテープの質よりも

再生するレコードプレイヤーの音質の方が問題なのかもしれなけれど

そんなことは全く無視してた

あの頃が懐かしい

 

で、今でも昔のカセットテープが家にあります

もう30年くらい

そのまま放置したままですが

再生する機械はキープしてます

この年末

大掃除で捨てちゃおうかな…

また、あの頃が消えていきます