努力するキリギリス

夕刊フジ「ジェネレーションギャップ研究所」連載中。コラムニスト/プロデューサー吉見鉄也のブログです。

お店の名前

チェーン店は通常

全てお店の名前が一緒だ

でも、チェーン店なのに

お店の名前がすべて違うチェーン店がある

個人的に、勝手にチェーン店だと思いこんでいるだけかもしれないが

多分、きっと、チェーン店だ

 

昔はチェーン店だと安心できた

池袋で入ったあのお店だから

高崎でも一緒であろう

だから安心できる、という流れだった

ま、正直、今でも、この考え方はあることにはある

台湾で(自分が思う)普通のコーヒーが飲みたかったら

素直にスターバックスに行くわけだし

 

でも、その安心感は

上向きではなく下向きだ

あくまでも「美味しいから」ではなく「不味くないだろうから」という選択

逆にチェーンだから

前の経験より絶対に「美味しくならない」こと確定だ

まあ、仕方なく入るお店である

入る時からテンションは低い

何の期待もないから

でも、よりマイナスな事象が発生した場合

その人にとって、チェーン店全体の価値が下がるだけだ

 

お店の名前が違うチェーン店

今の時代には向いていると思う