努力するキリギリス

夕刊フジ「ジェネレーションギャップ研究所」連載中。コラムニスト/プロデューサー吉見鉄也のブログです。

芝居の話

芝居について語り合った

同じ芝居、舞台に登場する役でも

どんどん自由に、勢いよく、舞台ではじける役と

しっかりと枠組をキープしていく役

この二つが共存している

 

演出家は

それを的確に指示しないと

役者は

それを理解して演じていかないと

作品のバランスは壊れてしまい

なかなか理解しにくく

観ていて辛く悲しい

つまらない芝居になってしまう

 

キープする方は

ある水準まで到達してしまうと

一気に、芝居に飽きてしまうことがある

かといって

枠を越えるようなコトはしない

それは、プロだから

自分の思いで作品を壊すようなことはしない…

さあ、その先、どうする?

ってな話でした

 

はじける役の方が

素人目には演技しているように思えるけど

そうでもないことも

演技じゃなくて

ただ、ハジケテいるだけとかあるし(笑)

 

これって

芝居だけじゃなくて

普通の社会にもあてはまる話ですよね~

 

ま、演出、役者以前に

脚本が重要ってこともあるので

社会で脚本を書くのは誰?

そこ、ちゃんと考えて生きていこう