努力するキリギリス

夕刊フジ「ジェネレーションギャップ研究所」連載中。コラムニスト/プロデューサー吉見鉄也のブログです。

チケット転売

エンタメに関わる仕事を

若干なりともしている者として

この

チケット転売問題は

非常に「むずがゆい」問題です

 

あくまでも極論ですが

資本主義の世の中

モノを仕入れて

その仕入れ価格よりも高く売ることは

売る人と買う人がいれば

基本的には問題はない

中古車販売とか

それに近しいと思う

 

それなりのトラブルの歴史があったことでしょう

それを踏まえての規制や免許や届出があって

今の業界が成り立っているのかと

 

そういう視点で

ちゃんと真剣に考えているのだろうか

と疑問に思う

 

確かに

車とか命に関わる商材とチケットを

同じ土俵で語る必要はない

という意見もあろう

でも

経済活動という視点から見れば

同じことだ

 

どんなにお金を払っても

見たい人がいる

そういう人に対してどう接するのか?

お金がない若年層、子供たちに対して

どういう態度で接するべきなのか?

 

そういう問題に対する姿勢が揺れている限り

この問題は

このまま続くのだろう

 

でも、ふと思う

誰が、本当に、困っているのだろう?