努力するキリギリス

夕刊フジ「ジェネレーションギャップ研究所」連載中。コラムニスト/プロデューサー吉見鉄也のブログです。

紙と電子

長い目でみると

まあ100年単位くらいですね

紙と電子

どっちの保管方法の方が

優れているのでしょうかねえ

 

コスト、利便性など

ほとんどの要素において

電子の方が優れていると思います

が、しかし、一点だけ

絶対に紙が優れている点があります

それは

紙は

紙と人間だけで

全てが完結できることです

 

電子は

人間と電子だけでは何も起きません

最低でも

あと一つの再生機器が必須です

電気に関しては

太陽電池が進化すれば解決するかもしれません

でも

何かが必要です

 

人間が進化して

電子データを事実上読む、見ることが出来るようになるか

全ての人間の中に

何かしらのデバイスを埋め込むことが

必須とならない限り

この一点において

紙での保管を放棄することはないのかもしれません

 

がしかし

そんな究極の紙の意味が必要になるくらいに

人類が追い込まれる可能性はあるのでしょうか?

もし、その時は

紙とか、資料とかのことを考える余裕なんて皆無でしょうね

人類滅亡?

地球消滅?

いや、宇宙喪失でしょ