努力するキリギリス

夕刊フジ「ジェネレーションギャップ研究所」連載中。コラムニスト/プロデューサー吉見鉄也のブログです。

目的が「逆になる」

10年ほど前の話

痩せたいから走り始めた

目的は「痩せる」

そのための手段が「走る」だった

それが

いつの間にか

早く走りたいから痩せる、という思考に変化した

目的と手段が逆になったのだ

それから

体重はキープ出来ている

 

目的って実はかなりいい加減に設定していることが多い

そもそも

設定していないこともある(笑)

目的と手段が一緒になってるパターンね

 

例えば「痩せる」

何のために痩せるのか?

ゴール、目的がないと

相当精神的に強い人以外は継続出来ないと思う

目的があると頑張りやすい

それも具体的な

一番分かりやすいのが

子供のために「嫌な」仕事でも働き続ける、だろう

幸せになるために働く、じゃ何か難しい

 

これを逆にすると

働くために子供と暮らす

とでもなるのかもしれない

働く、をもう少し抽象的にしてみると

生きていく、ということか

なかなか深い言葉かも

 

子供のため、だと

恩着せがましいかもしれないけど

生きていくため、だと

人間としての尊厳が保たれるかもしれないね