努力するキリギリス

夕刊フジ「ジェネレーションギャップ研究所」連載中。コラムニスト/プロデューサー吉見鉄也のブログです。

政治の目的

都知事選を見ながら

政治の目的って

何だろうって思う今日この頃

 

全員の希望を叶えることは無理

そこで調整するのが政治の役割としよう

となると

一番多く の人数の希望を叶えるのが

理論的には理想となるのだろう

 

そこで「希望」の問題が出てくる

志の高い人の希望と低い人の希望をどう扱うのか

同列に扱って良いのか

 

「志」という曖昧模糊としたものを

提示しては議論にならないということは分かっているのだが…

他に適切な言葉が思い浮かばず

ここは許してもらいたい

すみません

 

で、そこが「政治」の根っこだと思う

世界平和を希望する人と今夜の夕食を希望する人

どちらも一人の人間の希望

 

杉並の保育園問題も

子供を預けて働きたいという希望と

公園で豊かな時間を過ごしたいという希望

この二つの希望に

優劣も善悪も無いと思う

 

そんなことを考えていると

政治家という仕事は

実は非常にやり甲斐があるんだろうな〜

って思います

 

選挙じゃなく

面接とか試験で政治家になれるならば

一度はチャレンジしてみたいって思ったりして