努力するキリギリス

夕刊フジ「ジェネレーションギャップ研究所」連載中。コラムニスト/プロデューサー吉見鉄也のブログです。

なぜに駅伝

なぜ箱根駅伝

こんなに面白いのか?

これが無ければ

間違いなくお正月を過ごすことは出来ない

 

他のテレビ番組があまりにも途轍もなく面白くない

まあ、この相対的な理由は大きいだろう

 

そもそも有名人がいないから

期待を過度かける対象がいないため

期待外れによって気が滅入ることがなく

気楽に見ることが出来る

 

走る姿は純粋に美しい

競馬のサラブレッドと同じ

走るために余分なものを削いだカラダは

人の本能を掻き立てる

 

ルールがわかりやすい

早く着いた方が勝ち

そして難しい「反則」がほぼ存在しない

こんなにシンプルな戦いはないだろう

 

登場人物が多い

一日あたり20組×5区=100人

様々なキャラクターを楽しむことが出来る

これはマラソンでは無理だ

 

優勝(1位)争いとシード権(10位)争いという

二つのレースが一度で楽しめる

ゴールシーンのエクスタシーが長時間継続する

なんて贅沢なレースなんだ

 

関東以外の大学の参戦も

100回大会あたりから検討してほしいけどね