努力するキリギリス

夕刊フジ「ジェネレーションギャップ研究所」連載中。コラムニスト/プロデューサー吉見鉄也のブログです。

安いお店はサービスが悪い方が良い

大久保の中華料理屋

非常に安価だった

いや、ビックリ

味もまあまあ、量もそれなり

大満足でした

 

でも、店員さんが少なくて

決してきめ細やかなサービスではなかった

でも

お客さんはみんな

その状況を受け入れている感じで

決して悪い雰囲気ではなかった

 

お店って

お客さんとの合意によって成り立っていますよね

このお店は

その良い例だと思いました

安くて美味しんだから

まあ、許すよ

という合意がそこにはありました

もちろん

店員さんが手を抜いているようには見えないからこその合意です

 

サービスをしているようで

手を抜いている

そんな嘘っぽさがないのが良いのかもしれませんね

 

本当に忙しいから

サービスが悪くなっている

店員さんが少ないからこの価格が維持できている

当たり前ですよね

この当たり前がもっと広がってくれないかなと思います

過剰な無理を感じるサービスは

痛々しいです

まあ、それを感じない鈍感(不感?)な人が増えているから

面倒なことが起きるのでしょう

気をつけなくちゃ